藤本タツキが描く、狂気と純粋の物語
藤本タツキのマンガは、一言で言えば予測不能。
暴力的で、グロテスクで、時に不器用なほど純粋。
今回は、彼の作家性が色濃く表れた代表作5作品を厳選しました。
1. チェンソーマン


ジャンル:ダークファンタジー・バトル
作品概要
貧困のどん底で生きる少年・デンジ。
悪魔ポチタと契約し、“チェンソーマン”として生きることになります。
見どころ
- 王道を踏み外し続けるストーリー展開
- 欲望に正直すぎる主人公像
- バトルの裏にある孤独と渇望の描写
2. ファイアパンチ


ジャンル:ディストピア・ダークSF
作品概要
再生能力を持つ少年・アグニ。
彼は“消えない炎”に焼かれながら、生き続ける運命を背負います。
見どころ
- 容赦のない暴力と絶望
- 「生きる意味」をえぐるテーマ性
- 好き嫌いが分かれるが、強烈に残る読後感
3. ルックバック

ジャンル:青春・ヒューマン
作品概要
マンガを描く二人の少女。
創作と才能、挫折と後悔を描いた短編作品。
見どころ
- 短編とは思えない感情の振れ幅
- 創作に向き合う人ほど刺さる内容
- 読後、静かに涙が残る名作
4. さよなら絵梨

ジャンル:青春・メタフィクション
作品概要
亡くなった母を撮り続ける少年と、不思議な少女・絵梨。
「現実」と「映画」が交錯する物語。
見どころ
- コマ割り=映像表現という革新
- 事実よりも“どう記憶するか”というテーマ
- 解釈を読者に委ねるラスト
5. 17-21


ジャンル:短編・実験作
作品概要
デビュー前後の短編を収録した作品集。
荒削りながら、才能の原石が詰まっています。
見どころ
- 初期衝動の強さ
- 不安定だからこそ魅力的な作風
- 現在の作風につながる萌芽が見える
まとめ|藤本タツキ作品は「感情を安全に破壊する」
藤本タツキのマンガは、
読み手の常識・感情・期待を次々と裏切ります。
- 刺激を求めるなら『チェンソーマン』
- 心をえぐられたいなら『ルックバック』
どこから読んでも、
「普通のマンガでは満足できなくなる」危険な魅力を持った作家です。